ヘナを使う際の注意点


ヘナは天然成分なので、 身体への安全性が高いものです。
ただ、 天然成分ならではの注意点もあります


ナチュラルヘナケミカルヘナ

葉の部分を乾燥させ、粉末にしたものを「ナチュラルヘナ」と呼び
ます。ナチュラルヘナは100%天然の植物なので、産地や収穫時期
によって発色が異なります。
髪の質によって、色が強くでる場合もありますし、色が出にくい場合もあります。
ナチュラルヘナは天然成分

髪と皮にマイルドでやさしい発色です
鮮度によっても発色が左右されます。新鮮なヘナはウグイス色で、抹茶のような香りがします。(私はもぐさの匂いの気がします^^;)

匂いがおかしい、発色が悪いという場合は、古くなっていることが考えられます。なるべく新鮮なものを使用しましょう。
ナチュラルヘナ1回では発色しにくいため、3~4回続けて使用する必要があります。髪が傷んでいると、1回目は髪がきしんでしまうことも。1回でやめないで、続けて試してみてください。
実は、「ヘナ」と書かれてある商品はすべて天然成分で安心、というわけではありません。 ナチユラルヘナは発色が安定しないため、化学成分が配合されているものがあります。これはナチュラルヘナと区別して、 ケミカルヘナといいます。次の成分が配合されていないか、商品をよく確認してみてください。


【パラフェニレンジアミンなどの酸化染料】


白髪染めやカラーリング剤に使用される酸化染料が入ったものです。ナチュラルヘナに比べて発色が良く、さまざまなカラーが作れます。白髪染めカラーリング剤よりも髪や頭皮にやさしいですが、かぶれるなどのアレルギー症状が出る場合があります。


【ピクラミン酸ナトリウム】


日本では、ピクラミン酸ナトリウムをヘナに混ぜることは禁止されています。ナチュラルヘナより発色が良くなるため混入されるのですが、医薬部外品の成分のため表記義務がなく、「ナチュラルヘナ」として発売されているケースがあります。軽いアレルギーが出る場合がありますので
「ナチュラルレヘナなのに発色が良すぎる」というものには注意が必要です

【2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール】
化粧品などに使用される染毛料の成分。 発色度は上記2つよりも劣りますが、刺激は少ない成分
とされています。アレルギーが出る場合があるため、注意が必要です。

ヘナを使う前はバッチテストを行う
ナチュラルヘナでは、まれに植物に対するアレルギーが出ることもあります。体質的に不安がある方は、使用前に必ずパッチテスト(腕の内側のやわらかい部分につけて放置し、翌日赤くなっていないか様子をみる)をしましょう。